オーストラリアのメルボルンといえば、カフェが沢山あることで有名です。
いざ、カフェ巡り!と思ってもメニューを見て何が何だか分からない。。。といったことはありませんか?
特にメニューが↓
Black
White
Filter
しか書いていないとか。
いやもう、なんのこっちゃ笑。
英語で何のコーヒーがありますか?とか聞きたいけど、そう簡単に聞けない初心者の悩み…
この記事では、メルボルンにで4年間バリスタをしていた筆者が
オーストラリアで一見分かりにくいコーヒーメニューを徹底解説します。
Black編
Blackとはエスプレッソベースでミルクが入っていない飲み物のことです。
Shot Black | エスプレッソ1ショット。 |
Long Black | エスプレッソのお湯割(日本で言うアメリカーノと一緒の意味)。 大体ダブルショットで淹れます。 |
Ristretto | 通常は30mlのところ、20mlくらいで抽出したエスプレッソ。 味にパンチがでる。 |
オーストラリアはなぜかエスプレッソのことをショートブラックと言います。
が、エスプレッソでも全然通じるのでご安心を。
お店によっては、ブレンドのエスプレッソと、シングルオリジンといってブレンドせず単一のコーヒー豆(ケニア、ブラジル、エチオピアなど)で選べる場合もあります。
White編
Whiteとはエスプレッソベースのコーヒーにミルクが入っている飲み物のことです。
Flat white | フラットホワイト。こちらは陶器のカップに入ってくることがほとんど。 ラテよりもフォーム(泡)の量が少なくミルク感が強めです。 |
Latte | カフェラテ。オーストラリアではガラスのコップに入ってくることが多い。 フラットホワイトよりフォームが多い。 |
Cappuccino | カプチーノ。ラテよりフォーム(泡)が多い。 ココアパウダーやシナモンパウダーが乗っている場合もあり。 |
Mocha | カフェモカ。ラテにチョコレートソースとココアパウダーを入れた甘い飲み物。 |
Short macchiato | ショートマキアート(またはショートマックとも言う)。 エスプレッソ1ショット少量のフォームミルクを入れたもの。 |
Long macchiato | ロングマキアート(またはロングマック)。 ロングブラックに少量のフォームミルクを入れたもの。 |
Piccolo | ピッコロ。ラテグラスの小さいバージョンにエスプレッソ1ショットとフォームミルクを入れたもの。 |
Magic | マジック。ダブルリストレットにフォームミルクを4/3まで注いだもの。 メルボルン発祥のメニュー。 |
メニューには載っていないことが多いのですが、Babyccino(ベビーチーノ)といってぬるめのスチームミルク泡多めにチョコバウダーがかかった子供用ドリンクもあります。
Filter編
フィルターは日本でいうドリップコーヒーのことです。
Batch brew | バッチブリュー。コーヒーメーカーで数杯分まとめて抽出したもの。 オーダーするとすぐ出てくるのが特徴。 |
Pour over | プアオーバー。V60など様々な抽出器具で1杯ずつハンドドリップしたもの。 豆の種類によって値段が変わってきたりすることも。 |
Cold drink編
Iced latte | アイスラテ。エスプレッソに冷たいミルクを加えたもの。 |
Iced Long black | アイスロングブラック。エスプレッソの水割りに氷が入ったもの。 |
Iced coffee | アイスコーヒー。アイスラテにアイスクリームやクリームが乗っているもの。 日本のアイスコーヒー違うので要注意! |
Cold brew | コールドブリュー。コーヒー豆を水につけて抽出する水出しアイスコーヒー。 こちらが日本のアイスコーヒーと似たようなもの。 |
オーストラリアでよくある間違い
日本でいうアイスコーヒーとオーストラリアのアイスコーヒーは全く逆の飲み物なのです!
アイスコーヒーとオーダーしてミルクたっぷり、アイスクリームが載ってたらガーンなりますよね。特にブラックが飲みたかったら尚更。。
日本のアイスコーヒーのようなものを飲みたかったら、Cold brewをオーダーしましょう。
上級者?こだわりオーダー編
わたくし、オーダーを取る側だったのでこんな注文もあるんだ〜とびっくりすることが沢山!
その一例をおまけでご紹介。
- 3/4(スリークウォーター )〜ミルクの量を3分の4にしてコーヒー感を強めにする
- 1/2(ハーフフル)〜ミルクの量を半分にしてコーヒー感をもっと強めにする。
- Strong〜ダブルショット、若しくはエスプレッソ強めのことをストロングと表現します。(ストロングラテ、ストロングフラットホワイトなど)
- Weak〜ウィークはエスプレッソ少なめの表現です。ダブルだと1ショット、シングルだどハーフショットになりミルク感が相当強めになります。
- イコールシュガー〜Equalというブランドのダイエットシュガー。甘くしたいけど、砂糖を使いたくない人がよく使うもの(自分で砂糖を持参する人も多い!)
- ダーティチャイ〜チャイラテにエスプレッソショットを追加するもの
その他、ミルクノンフォーム(泡なし)の人、フォームだけのひと(スプーンで食べるんか?)、Weakより少ない1/4ショットの人、砂糖を5杯入れる人、boiling hotといって沸騰直前まであたためる火傷必至のドリンクオーダーもありました。。
みなさんこだわりがすごく、コーヒー文化をまざまざと感じたのでありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事ではオーストラリアの基本のコーヒーメニューを紹介しました。
アメリカやヨーロッパだとまた違った言い方があり中々奥深いカフェの世界。
メニューがよく分からなくても、Black、Whiteとしかメニューに書いていなくても、この記事を参考にしていただけたら幸いです。
メルボルンに行ったらぜひ、コーヒーを楽しんでくださいね!